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書きもの、詩 

 

週末

街を bra bra
流れているのは周りの人と次の季節。
夕暮れの街をあてもなく pra pra
莫迦げている。待っている。
静かに降りてきた夜のはじまりには、居場所がない。
ただ過ぎてゆく幾晩ものどうでもよい夜。
のろのろと歩が尾を向きかけたところに、携帯が鳴った。
「もう15分も待ってるんだけど」

date
2016.11.18
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parco sakamoto
photo
parco