街を bra bra 流れているのは周りの人と次の季節。 夕暮れの街をあてもなく pra pra 莫迦げている。待っている。 静かに降りてきた夜のはじまりには、居場所がない。 ただ過ぎてゆく幾晩ものどうでもよい夜。 のろのろと歩が尾を向きかけたところに、携帯が鳴った。 「もう15分も待ってるんだけど」
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