スライド

書きもの、詩 

 

希薄

季節は彩られると言う
色づいて
ほころんで
夏の夜が照らし出したのは誰かの顔と
私の手に持っている缶ビイルだった
光と音は静止をもたらした
見上げる私を見て何を思う
この空に咲く花、なぞとよく申しますが
サッポロじゃあなくて
モルツにすればよかった。

date
2018.08.04
write
parco sakamoto
photo
hana