スライド

書きもの、詩 

 

足の裏の太陽

どこまでも続く海岸線
海のある街には同じ海岸線が続いているという幻想
夏は行ってしまった
女は残る
夏が出てゆくのを見ていた
眩しさも
侘しさもない、何も無かった
今日という日は終わる
明日もまた、在る
ツッカケたサンダルに
やさしく波打つこの気持ち

date
2018.07.27
write
parco sakamoto
photo
hana