抜けるように青い空 おだやかな日射しが 私のうしろで私をつくっている 花はまた開く そして鳥は変わらずに啼いて 欠けゆく月にロオプを投げれば 詩もまた降りてくるだろう 夏にみつけて 秋に紐解いて 季節をゆっくりと戻ろう あなたがいないことは あなたがいることだな あなたを知らないことは あなたを知ることだな 私の日々を優しくする人を ただ、そんなふうに言ってみたかった
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